いつでも・どこでも・だれでも

いつでも、
どこでも、
誰でも始められる
草の根の活動

暗闇に、
一本のローソクを灯したい
確かな希望を見いだせます

私たち一人ひとりが
未来を担うリーダー
「いま、ここにある未来」


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政界のリーダー達、
財界のリーダー達は
経済成長を最優先する考え方から
なかなか抜け出ることが
出来ないでいます。


それは、

一種の依存症だと
言ってもいいと思います。
アルコール依存症みたいなもので、
お酒をもう十分にいただいているのに
「もうちょっと欲しい」という
気持ちを捨てられないのです。

だから、
そのような

「依存症患者」

だと思って、
がっかりしないで、
むしろ彼らに同情し、
思いやりを持って見てあげましょう。

そして、同時に、

本当の意味のリーダーシップは、

上から下へと

降りてくるものではなくて、
草の根から育っていくものだ

ということを信じて下さい。


つまり、
皆さん、一人一人が
これからのリーダーなのです。



新しい社会を
作り出していく主人公は、
決して国会にいる人達では

ないのです。

「草の根」が

きな変化を起こしていけば、
依存症にかかっている彼らも
変わることができます。


なぜなら、


変わらなければ、
投票してもらえなくなりますから。

ですから、
救世主がやってきて

変えてくれるとか、
政治的なリーダーが
きっと

社会を
変えてくれるだろうと思って
待つのは

もうやめましょう。

皆さんが、
まず変わればいいのです。



☆☆☆☆☆☆☆☆



インドのガンジーは

「世界に変化を望むなら、
自分がその変化になれ」

と言いました。
この言葉を知った今、

「自分自身が変化になる」

ということが、
どこから始まるかを

考えてみて下さい。

私は

食卓 からだと思っています。

食卓をよく見て下さい。
食卓の上にある食材が、
一体どこから、
どのようにして

ここにやってきたかということに
思いを馳せて下さい。

活動家という人は、
何も特別な人ではありません。

食べ物を食べる人、
それが社会の変革者なのです。

まず国産の米を食べる
ということを実践するだけで、
もう活動家です。

社会を変革しているのです。
そして野菜も、
地域の野菜、
オーガニックの野菜を

食べると決めたら、
もうあなたは社会を

改革しているのです。

そして、
TPPに「NO」と言えたら、

それだけで立派な活動家です。

TPPを推進する人は、
いつもこう言います。
「TPPをやれば、
3兆円のGDPが増加する」と。

確かにお金は

たくさん稼げるかもしれません。
しかし、その裏側では、
3兆円分の農業が失われるのです。

食べ物を失ってしまうのです。

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ときに、
大自然は私たちに

非常な困難を与えます。
東日本大震災の

ニュースを耳にしたとき、
私の心は泣きました。
私は日本に10回も来ていて、

日本を深く愛しているからです。

「3・11」以来、
フラストレーション(欲求不満)を
感じている人も多いと思います。
しかし、
フラストレーションというものは、

外に何かを期待するからこそ

起こってくるものなのです。

「自分が変わっていく」
「自分から変えていく」
と思えたら、
フラストレーションはなくなり、
インスピレーション(直感)が

働き始めます。

そのインスピレーションを

大切にして、
できることから

始めて欲しいのです。

一方で、
私たちは
自分がいるところにしかいられない
というのも事実です。
ですから、
こう考えるしかないのです。

「この悲劇から


私たちは一体何を学ぶことが


できるのか」と。

まず第一の教訓は
自然に対して

謙虚であるということです。

どんなに多くの科学技術を
積み重ねても、
自然の足下にも及びません。

もしも福島の農家の方が

今、
食べ物を作ることが

できないのであれば、
その他の産業が

可能かもしれません。
それをみんなで支えることは

できないでしょうか?

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福島の人たちに応える
もう一つの方法は、
他のところで
「フクシマ」を

二度と起こさないことです。

原発だけではありません。
殺虫剤、
農薬、
化学肥料、
遺伝子組み換えなど、
自然界を汚し、
損なうものをやめるために

努力する
というのはどうでしょうか。

もちろん、
それは簡単なことではありませんし、

そのことにこだわって、
自分の心が
否定的になっていけばいくほど、
私たちは無力になってしまいます。

大事なことは、
どんなに
困難な状況の中にあっても、
希望はあるということです。

ネルソン・マンデラ氏は、
27年間も獄中にいました。
アウンサン・スーチーさんは、
16年間も軟禁状態にありました。

それでも彼らは一度も
希望を失いませんでした。

ただの一度も、です。

暗闇を呪うより、
一本のローソクを灯しましょう。

どんなに小さくても、
自分にできる何かをして下さい。

それで十分です。

なぜなら、
どんなに小さく見えても、
それは一つの「種」だからです。


「種」というのは、
どんなに小さくても、
いつか大きな木になります。


同様に、
あなたの小さな行動が、
将来、
大きな力を持つのです。

ですから

悲観的にならないで下さい。
悲観的になってしまいそうな
自分を励まして下さい。

そして、
あなたが
小さな行動を起こすとともに、
他の誰かが行動を起こすならば、
それは繋がって

必ず
大きな変革の力となります。

忘れないで下さい。
皆さんが

明日のリーダーだということを。

誰かがこの日本を救うのを
待っていないで下さい。

皆さんが日本を救うのです。
そのためにも

「一切の汚染の無い日本を実現したい」


と口に出していって下さい。


その願いが大きな力となって、


未来に繋がっていくことを、





私は確信しています。



サティシュ・クマール